泣きっ面にダニ

 徐々に冷え込みも強くなって来ました。桜技研は工場も事務所も底冷えしますので朝夕はかなり体に答えます。事務所ではまだ暖房器具を使用できますが、工場では暖房器具による送風が秤の数字を変えてしまうこともありますので一切使用しません。中々厳しい環境ですが、今日もスタッフ一同ポキポキ活動しております。

 さて、今の時期辛いのは何も人間だけではございません。ミツバチ達にも中々大変な試練の時期でもあります。
 桜技研には養蜂現場が二か所ございますが、その内の一か所の現場にてダニが発生してしまいました。ダニにはミツバチに寄生する種類もいて、ミツバチの巣の中で増殖してしまうと幼虫が死に絶え次第に群が弱っていき、やがて全滅する事もある厄介な存在です。ただでさえスズメバチ達の猛襲が毎日ある中、更に内部ではダニが大発生。外にも中にも天敵だらけでまさに泣きっ面にダニ。の状態です。
 あまり早い時期から薬品に頼りたくはないのですが、このままだとミツバチ達の群の勢いが弱っていき越冬出来なくなる恐れがある為薬品によるダニ対策を行いました。無事に効いて越冬出来るように祈るばかりです。
 巣枠から死んでしまったミツバチの幼虫を取り除く作業は、肉体的にも精神的にも応えます。
 生き物に通例はございませんね。毎日、毎月、毎年何かしら事件が起こり、それらを一つ一つ解決していかなければなりません。まだまだ、学ぶことが多いと痛感する日々です。