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サイト管理人のブログです。 主に養蜂事業関係のあれこれを記述しておりますが、変わった研究等も追々アップロード出来たらと思います。

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珍しい分蜂群(大所帯)がやって来ました!

 先月弊社に新規の日本ミツバチが1群来訪し、どうやら無事に定着してくれたようでホッとしていた矢先にまた新参者がやって来ました。
 やって来たのは新規の日本ミツバチと西洋ミツバチが1群ずつ。ここで一つ?マークが浮かびました。
 日本ミツバチは日本に生息している野生の昆虫なので、気に入った定住場所を探して自由気ままに大自然の中を飛び回れますが、対して西洋ミツバチはそうではありません。
 西洋ミツバチは日本ミツバチと異なり完全な外来種です。完全に人の管理下で無いと生息できません。(大抵スズメバチ等の強い外敵に襲われて全滅してしまうのです)従って、他の誰かが飼育していた群から分蜂してきたものと推測されます。
 西洋ミツバチの分蜂は、元居た居住地からどんなに離れたとしても半径3キロメートル内に留まります。という事は弊社の養蜂場とそう遠くない所で誰かが養蜂をしているという事になります。弊社の養蜂場から少し距離がありますがもう一つ養蜂をしている所がありますので、そこの群がやって来たのかなとも思いましたが、少々距離が離れすぎているので何とも言えません。
 最近は趣味で養蜂をする方も増えているそうですので、もしかしたらそういった方たちの群がやって来たのかもしれませんね。

 尚、弊社にやって来たこの西洋ミツバチの群、とても大所帯でした。
 大抵分蜂群の数は巣箱に入っている巣枠3枚分程度の量が平均的なのですが(分蜂は半分が新女王蜂と共に現住処に留まり、もう半分が旧女王蜂と共に新天地を目指して飛び立ちます。因みに巣箱にはおよそ6~10枚程巣枠が入っており、分蜂されるとその半分をごっそり失います。)今回の分蜂群はいきなり巣枠7枚分の数でやって来ました。一体元居た時はどんだけ大群だったのでしょうね。驚きです。
 おかげさまであっという間にストックしていた空いている巣枠が無くなってしまい、大急ぎで追加生産しなければならなくなりました。一応巣枠は十分すぎるほど用意していたはずだったのですが、元々弊社にいたミツバチ達の群をめきめき増やしていたタイミングと被ってしまったので気が付いたら在庫が底を尽きそうになっておりました。

 最初こそは珍しい新入社員にうっきうきで喜び、自分からは滅多に打たないメールをスタッフに送ってしまうくらい狂喜乱舞していた社長でしたが、今は本業の仕事を最優先しつつもヒイヒイ言いながら巣枠をコツコツ制作しております。(巣枠は養蜂専門のショップで販売しているのですが、弊社は完全に自作しております。都合の良いようにカスタマイズも出来ますし、何よりとてもコスト削減できます。)
 これも新入社員達が快適にお仕事が出来る様になるためです。弊社は福利厚生には手をかけています。

 これで弊社のミツバチ達は10群を数えるなかなかの規模になり、ますます活気づいてきました。と同時にスタッフの気力と体力もめきめき減ってまいりました。まだまだこれから猛暑や外敵等様々なリスクと立ち向かわなければなりませんが精一杯対応して参ります。

 因みにスタッフはスーパータフネス社長と真逆なお豆腐メンタル脆弱肥満体ですので、尽力しますが途中でひょっとしたら力尽きてしまうかもしれません。

今年も日本ミツバチがやって来ました!

長い事ブログをお休みしており、申し訳ございません。

サイト運営にトラブルがあり、長らくの間更新を中断しておりましたが、ようやく記事を再開できるようになりました。事務スタッフの不徳の致すところです。精進致します。

 さて、今年も日本ミツバチが営巣しにやって来るシーズンになりました。弊社の巣箱に無事入居してくれるかどうかはミツバチ次第ですので、社長と共に首を長くして待っていたところ早速1群やって来てくれました!
 日本ミツバチの蜜は採蜜量が僅かですが、とても味が良く貴重なものですので大切に管理していきたいと思います。

 日本ミツバチの蜂蜜の販売につきましてはミツバチの営巣・貯蜜量次第になりますので追ってブログで報告できればと思います。

尚、西洋ミツバチの蜂蜜はこちらのページから購入出来ますので、気になる方は是非チェックしてみてください。http://jikangai.sakuragiken-chiba.com/tsusinnhannbai01.html

 

今年は日本ミツバチが3郡来ました!

 久しぶりの投稿になります。
今年も弊社では新入社員の募集(ミツバチ)をしたところ、有難いことに3郡の日本ミツバチが入社してくれました。早速、皆さま営巣に採蜜にと元気に働いております。
 西洋ミツバチもテキパキと働いてどんどん群を拡大しておりますので、今年はいい蜂蜜を採取できるのではないかと期待しております。

 採蜜する時期はまだミツバチ達と相談中ですが、6月、7月ぐらいには絞りての蜂蜜を販売出来るようにするつもりです。詳細が決まりましたらおってブログなどでお知らせいたします。

西洋ミツバチ、勤務地の移動を命じられ連行される【分蜂】

 桜技研製造部・西洋ミツバチ房総半島の下の方部署の面々が随分賑やかになり、あっちでブンブンこっちでブンブンするようになりました。暖かい季節になったこともあり蜂群もますます活気づいてきました。巣箱を覗くとミツバチが巣枠にびっしり張り付いて清掃やら子守やら大忙しに働いておりました。


 さて、どんどんミツバチ達が増えて巣箱がぱっつんぱっつんになると、元々いた女王は新しい女王蜂に今の巣を託してまとまった数の部下を伴って新天地に勝手に移動してしまいます。これを『分蜂』と言いましてミツバチが子孫を残すための戦略なのですが、好き勝手にどこかに行ってしまうと桜技研での採蜜量が増えません。更に言わせてもらえば西洋ミツバチは日本ミツバチと異なり天敵『オオスズメバチ』に勝つ術を持っていないので、好きな所で営巣したとしても全滅待ったなしです。運よく天敵の猛威を潜り抜けても何も対策の無いまま日本で越冬はまず不可能です。もう暗い未来しか見えません。お先真っ暗です。


 という事で、桜技研にとってもミツバチにとっても好き勝手な分蜂はお互いに全くメリットがございません。そこで好き勝手防止対策として行われるのが人工的に行う分蜂です。定期的に巣の中を確認し、「おお、これはちょっとミチミチだわ。出ていってしまいそう。」と社長が判断した群は、社長による「強制お引越し」をされます。そして今回房総下の方部署の数群が房総上の方部署に異動になりました。


 お引越し用の箱に移動する蜂たちを詰めて、しっかりと封印。急いで車で移動先へと運びます。急ぐとは言え急ブレーキして封印が解かれた日には社長も社員も無事では済まないし、桜技研もしばらく休業になりそうなので、アクセルブレーキやわやわなスーパー安全運転で向かいます。 
 因みにハンドルはこの時は社員が握りましたが、途中途中で社員が「おぉう。」だの「どきどきどき」だの、何か社員の運転に言いたい事が有るようでしたが、日ごろの疲れが溜まっていた様で、暫くしたら眠ってしまいとても静かになりました。
 さて、移動先に着いたら速やかに箱を設置して封印を解いてあげます。ミツバチ達は最初「ここはどこなん?」「お家はこれなん?」といった感じで右往左往しておりますが、暫くすると落ち着いてきて採蜜を始めます。その間にお引越し用の箱はお役御免ですので、営巣用巣箱に戻しておきます。
 移動先ではまだ女王蜂が在籍しておりませんので、今いる幼虫の中から蜂たちは新女王蜂を育てます。同時に群もより大きくしていくのです。いきなりの強制異動にもかかわらず逞しくお勤めを果たすミツバチ達にはもう、社員いつも感服しております。もし、自分が同じことをされたならストレスで更に体重が増加し、不眠になり、禿散らかすことでしょう。
 勿論、桜技研はそんなミツバチ達の功労に感謝し、社長による精一杯の福利厚生をご用意させていただきます。(お砂糖のジュースとか、花粉パンとか、害虫対策とか、衛生管理とかいろいろ。)社員はごめんなさい、ミツバチ達の毒に滅法弱いので遠目から見守り応援しております。
 今年も美味しい美味しいはちみつを期待しています。

令和4年度の新入社員は日本ミツバチ3郡です

 実は桜技研には西洋ミツバチの他に日本ミツバチも在籍しております。
昨年に入社して頂いていた日本ミツバチが1群いたのですが、冬の終わりに残念ながら全滅してしまいました。とても社長が落ち込んでいたので、気晴らしに社員1名と鶏たちで社長にちょっかいをかけたりしたのですが、余計にイラつかせるだけでした。
 と言うわけで、今春はまた新しい日本ミツバチにぜひ来てほしいと桜技研で出来うる精一杯のおもてなしをしておりました。(例:入居用の巣の清掃・安心感ある蜜蠟の匂いつけ・キンリョウヘンというミツバチが大好きなお花の設置・巣の周りの除草等・・)
 そしてそのかいありまして今春はなんと日本ミツバチが3郡営巣してくれました。凄く社長が喜んでおりましたので、社員もホッとしております。早速、群を巣枠に移動させるなど社長、大忙しです。

 ただ、一つ問題がありまして、1群ちょっと困った場所に営巣しております。丁度社員が可愛がっているメダカ水槽の隣に巣が有るのです。日本ミツバチは基本的にとても穏やかな性格ですのでこちらから何かしない限り、刺してくることはありませんが、メダカの卵を採っている横でブンブン言われるとやはり怖いです。
 巣を移動することは出来なくもないのですが、とても時間がかかります。ですので迅速にメダカの世話をして立ち去るようにしております。なにせ、せっかく弊社に来ていただいたミツバチですから無下には出来ません。もし、刺されたら…それは社員の振る舞いが悪かったということで。とは言え、やっぱりミツバチと言えども刺されればかなり痛いので社員は遠目から見守るスタンスを変えずに行こうと思います。

 今年こそは3郡そのまま居残って頑張って越冬してほしいと願います。